案件を決め、エントリーしてスキルシートを準備したら、あとは商談当日を迎えるための準備をするのみです。
ですが、商談が初めての方は、当日の流れがわかっていないので、具体的に何を準備したらいいのかよくわかりません。
そこで、本番に備えて必要な準備ができるよう、簡単に商談当日の流れをご紹介します。(もちろんあくまで1例ですので、すべてのエージェントが当てはまるとは限りませんが・・)
当日の大体の流れを抑えれば、何をエージェントに任せて何を自分で用意すればいいのかわかりますし、気持ち的にもだいぶ落ち着いて商談に臨めるはずです。
商談当日の流れ
①集合
商談か始まる少し前に、フリーランスとエージェントの営業担当の方(大体1人)が待ち合わせをします。待ち合わせ場所は、クライアント住所の最寄駅の改札か、企業ビルのロビーであることが多いです。
時間は概ね商談開始の15〜30分前であることが多いです。
②事前打ち合わせ
クライアントを待っている時間を利用して、エージェントと軽く打ち合わせをします。
主に話される内容は次のようなことです。
・相手企業に関する、Webには載っていない情報
・商談する相手の会社での役職
・過去の商談データから想定される質問
・案件情報の再確認(単価・勤務時間・言語・開発環境など)
③商談の相手との顔合わせ
時間となったら、エージェントが内線の電話をします。担当者が出てきて会議室に通されます。数分待ったのち、商談相手が現れます。商談相手は同じITエンジニアであることが多いです。
商談相手は1〜2名がほとんどで、エージェントと合わせて3〜4名で商談は行われます。
④商談開始
エージェントが相手側にスキルシートを渡し、いよいよ商談の始まりです。
まずは、企業側が簡単な企業概要、プロジェクト概要、技術領域、契約成立した場合の担当業務などを説明します。続いて、エンジニア側はスキルシートを元に自身の経歴を話します。主に、直近の案件での業務内容を話すことが多いようです。
この時、エージェントは一切口を挟むことはありません。
⑤質問タイム
エンジニアが話し終わると、企業側から具体的な質問をしてきます。過去の案件について、マネジメントはしたことはあるか、使えるツールは何かなど、質問はその時々によって様々ですが、柔軟に応えられるように、相手側の企業情報は最低限チェックしておきましょう。
続いて、エンジニアから企業側に質問をします。何も質問することがなければ「特にありません」で大丈夫ですが、何らかの質問をしておいたほうが話がはずみますし、興味があることを示せるので無難です。
この時も特にエージェントが口を挟むことはありません。
⑥エンジニア退室
以上で商談は一通り終了です。先にエンジニアが部屋を出て、残ったクライアントとエージェントが単価など細かい契約上の話をします。
話は5〜10分かかるので、エンジニアは企業ビルのロビーなどで待機します。
⑦エージェント退室
クライアントとエージェントの話が終わったら、エージェントも退室し、エンジニアと合流します。
その後、エージェントが、反省会ではないですが、エンジニアの受け答え等についてどうだったかを伝えます。エンジニアもエージェントに対して手応えはどうなのか聞いたりします。
そして、「お疲れ様でした」と、お別れになります。
まとめ
以上が一連の商談の流れになります。日程の調整、契約上の交渉など事務関係はエージェントが担当し、その他の仕事上の話し合いはエンジニアが担当し、エージェントは助けてはくれません。
ただ、企業の質問の傾向などは、エージェントが把握していることも多いので、これらを参考にしましょう。
以上を踏まえ、落ち着いて商談に臨みましょう!