積極的に疲れをとり、明日の活力を得よう!
エンジニアの皆さん、お疲れ様です。
本当にお疲れ様です。休息、取ってますか?
毎日の疲れが蓄積すると、翌日のパフォーマンスの悪化にもつながりますので、しっかり疲労回復しておきたいものですね。
■消極的休息と積極的休息
休息というとまず思い浮かべるのは睡眠や、横になって休む、といったことではないでしょうか。
このような休息は消極的休息といって、休むことで、疲労を回復する事を指します。
消極的睡眠では、エネルギーを消費するような、つまり疲れるようなことはせず、疲労物質を肝臓などの臓器で代謝し、疲労回復したり、睡眠によって脳の神経回路の修復をしたりします。
ここで大事なのは、疲労物質のありかと、代謝する臓器が別だという事です。つまり、臓器まで疲労物質を輸送する必要があるわけです。輸送は血液が担っています。
ですから、疲労回復には血液の循環を良くする、血行を良くすることが必要になってくることがお分かりいただけると思います。
そこで有効なのが積極的休息です。
アクティブレストとも呼ばれ、身体を動かすことで血行を促進し、疲れを取るというものです。
代表的なのはウォーキングやストレッチ、ヨガ、軽めの有酸素運動です。
原理としては、筋肉を動かすことで、静脈をもむことができ、血行が促進されるというものです。
動脈は心臓からの脈動で血液を循環させることができますが、静脈ともなると心臓の力が及ばなくなってきます。
しかし、静脈には弁がついていて、周囲の筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで、ポンプのような働きをし、血行を促進することができます。
ですから、軽く体を動かすことで血行を促進でき、疲労物質の循環が促進できるのです。
つまり、
積極的休息で疲労物質を循環させ、
消極的休息で疲労物質を代謝する。
この合わせ技が効果的な休息と言えるでしょう。
エンジニアの皆さんのお仕事のことを考えてみますと、同じ姿勢でいることが多いのではないでしょうか。つまり、ある一定の筋肉は常に収縮したままで、他の筋肉は弛緩したままというような状態です。
このような状態では静脈のポンプ機能が働かないため、血行が悪化し、疲労物質もたまってしまいます。ですから、疲れた時こそ身体を動かして、疲労物質を循環させ、代謝しましょう。
また、一定のリズムを刻むような運動、例えばウォーキングや縄跳び等をすると、脳内物質のセロトニンの分泌が促され、気持ちが落ち着いたり、朗らかな気分になったりします。つまり、精神的な疲労の回復にも運動は効果的という事です。
■終わりに
一見矛盾しそうな、運動と休息の関係ですが、軽度の運動で疲れがとれるのは様々な実験から明らかなようですので、疲れた時こそ少し身体を動かしてみましょう。