プログラマー35歳定年説って本当?

プログラマーという職業は、主に3つの原因からおおよそ35歳程度で現役の技術者としての限界を迎え、実質定年となってしまうという、プログラマー35歳定年説というものが以前から噂されています。この35歳定年説は本当なのか、そもそもどのような原因があり、どのような対策ができるのか、調べましたので、ご紹介します。

|プログラマー35歳定年説

プログラマーという職業の特徴から、35歳程度で技術者としての現役を引退せざるを得ないという、35歳定年説ですが、主に3つの原因があると言われています。

  1. 労働時間が長くなりがちな職業なので、体力面できつくなってくる。
  2. 技術の進歩の速い業界なので、常に新しい技術の勉強が必要だが、35歳程度でそれが難しくなってくる。
  3. 人件費が高くなってくる年齢で、管理職への移行を会社に求められ、技術職から離れることになる。

それぞれについて解説します。

1,体力面について

プログラマーの方々の労働環境は様々かと思いますが、労働時間は長くなりがちなことが多いのは確かなようです。会社での残業も長くなりがちですし、PCさえあれば仕事ができるため、帰宅後や休日もひたすらプログラミングを強いられる可能性もあります。このような場合確かに体力が必要であり、体力維持の対策をしていないときつくなってくるというのはあり得る話です。

しかし、健康的な生活習慣や、適度な運動などを心掛けていれば、筋力が必要なわけではないので、対応可能です。もしあなたがこのような対策が不十分だと感じる様であれば、要注意かもしれません。

2,新しい技術の習得について

プログラマーは常に新しい技術の習得を迫られるものです。ですので、いかに新しい技術について勉強、実践し、習得していくかという事が重要なテーマになってきますが、歳を重ねるにつれ記憶力が下がってきたり、学習そのものが億劫で、取り組むことが難しくなったりという理由で、プログラマーとして現役でいられなくなってくるという事が考えられるようです。

しかし、これも対策が可能です。そもそも加齢による記憶力低下というのは学術的には証明されていません。記憶力が低下していると感じるのは、生活習慣の悪化などにより脳の働きが鈍くなっていたり、運動不足から、記憶を強化する脳内物質、ドーパミンなどの分泌が悪くなっていたりといったことが原因可と思われます。つまり、やはり規則正しい生活、良い食生活、適度な運動などの生活習慣で改善が見込めます。学習が億劫になってしまうのも、生活習慣、特に運動によりやる気が出やすくなるので、同様に対策可能です。

3,キャリアパスとして管理職へ移行する事について

これについてはそもそもあまり悪いことではないというか、個人の価値観によっては出世であり、良い選択であると言えると思いますが、プログラマーとして活動していきたい方にとってはプログラミングの機会は少なくなってしまいますのでプログラマから引退という事になってしまい、望まない道ですね。

これは上記の2つの原因とは異なり、自分自身ではなく、会社側の都合が原因なので、別の、プログラマーとして活動が可能な会社に転職するか、フリーランスのプログラマーとして活動するかというのが選択肢になると思います。自身がマネージャー、管理職として働いていくことに抵抗があり、プログラマーとして活動していきたいという明確な方向性があるなら、キャリアに関して外的な要因を排除できるという意味で、フリーランスのプログラマとして活動するほうが良いのではないでしょうか。

|まとめ

プログラマー35歳定年説という、当てはまる人は当てはまる説ですが、一方で40代以上のプログラマがいないかというとそんなことはないわけですから、生活習慣に気を付け、長期的視点で学習を続け、場合によってはフリーランスのプログラマとして活動していくことで長期的にプログラマーを続けることは可能なはずです。年齢だけで悲観せずにポジティブに、出来ることを着実に実行していきましょう。

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