フリーランスとして活動するにあたって必ず作ることになる名刺。会社員として名刺を作る場合よりもその意味合いは大きく、自分の個性を出して、相手に覚えてもらえるように工夫する必要があります。今回はそんな名刺についてです。
名刺作成時の注意点
■印象に残るデザイン
フリーランスにとって名刺は大事な営業ツールです。エージェントに営業機能を完全に頼るのであればあまりこだわらなくても良いのかもしれませんが、とはいえやはり相手に自分を覚えてもらうことで、早く現場になじむ、次の仕事につなげるといった効果が期待できます。ですから、覚えやすい、印象に残るデザインの名刺にすることは大事なことです。せっかくフリーランスなのですから、会社の枠を超えた個性的なデザインにすることが可能なはずです。
例えば、
- 背景色をカラフルなものにする
名刺は視覚的に認識するものですから、カラフルなものはやはり印象に残りやすいです。自分の好きな色、自分のテーマカラーでもいいでしょうし、ビビッドなピンクなど奇抜な色にするのもいいかもしれません。
- 顔写真や似顔絵を載せる
人間は顔を認識することに非常に長けています。一度あった人の顔は見れば思い出せることが多いです。なにより名前と顔を一致させるためにも、顔写真や似顔絵などを載せて、覚えやすくしましょう。
- 印象的な肩書にする
ただ、フリーエンジニア、個人事業主という肩書だけを書いたのでは印象に残りません。「渋谷区で2番目にきれいにコードを書くプログラマ」「趣味で服飾のデザインもするWEBデザイナー」「趣味の旅行ブログも絶賛運営中のWEBエンジニア」などなど、自分の得意とすることや、特徴的なポイントなどを一言加えることで、印象に残りやすいですし、あとで名刺を見返した時に思い出す手掛かりになります。
- 形やサイズを変える
これは名刺入れに入らなくなったり、邪魔になりやすかったりといったデメリットもありますが、反面、非常に奇抜で印象的なデザインにできる可能性があります。かなり思い切った選択ですね。
- 素材を変える
通常の紙では無く、和紙、プラスチック、金属、木といった材質のものにしてしまうという手もあります。
このような感じで、印象に残るデザインの名刺にしてみましょう。
■名刺に記載する項目
名刺に記載する項目は一般的なところとしては
- 肩書
- 氏名
- 電話番号
- e-mailアドレス
- 住所
といったところでしょうか。ただし、住所に関しては、自宅をオフィスとして兼用しているような場合は記載したくないという場合もあると思います。その場合は、バーチャルオフィスを借りてそちらの住所を記載するという手があります。月々5000円程度から借りる事が出来、配送物の転送などもやってくれることが多いです。または、住所を記載したバージョンの名刺と記載しないバージョンの名刺を作り、相手の素性がわからない場合や、住所を明かしたくないなという場合は前者、信頼関係が出来てから改めて後者の名刺を渡すといった手もあると思います。
また、少し特殊な項目としては、
- SNSアカウント
- ホームページやブログのURL
といった、デジタルな情報でしょうか。これらの情報はエンジニアやプログラマといったITの人材として、もはや必須の情報かもしれません。そして、もちろん文字列で表しても良いのですが、ここで活用したいのがQRコードです。無料でQRコードを生成するサイトやアプリは沢山出回っています。URLなどはQRコードで記載すればアクセスしやすく、おすすめの記載方法です。

QRコードのサンプル。当サイトのURL。
その他にも、
- 趣味
- 星座
- 出身地
- 干支
- 生年月日
- 資格
- あだ名
といった項目があってもいいかもしれません。デザイン上うるさくならない範囲で記載すると良いと思います。自己紹介になりますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
フリーランスにとって名刺は大事な武器。印象に残る名刺で人脈を作り、活動の幅を広げていきましょう。