今フリーエンジニアを取巻く市場環境は

今フリーエンジニアを取巻く市場環境は?

フリーエンジニア自体の市場動向

アメリカでは、フリーランス人口が5,300万人にまで達しています。そのうち、2,100万人が独立して業務を請け負っています(副業ではない)。それ以外では、ほとんどが副業としてのフリーランスです。この、5,300万人という数値は、アメリカの労働人口の34%に当たる数値で、実に約3人に一人は何らかの形でフリーランスとして働いていることになります。一方、日本ではフリーランスの人口は約127万人と推計されています(2015年リクルートワークス研究所調べ)。そのうち、約83万人が独立して業務を請け負っています(副業ではない)。それ以外は、副業としてのフリーランスです。日本の労働人口は約6400万人(2016年1月総務省統計局調べ)なので、だいたい50人に1人が何らかの形でフリーランスとして働いている計算になります。まだまだ、アメリカに比べて日本の普及度は低いのが現状です。

しかし、IT先進国のアメリカを見習うわけではないですが、日本でも今後フリーランスの人口は年々増えていく見込みが予想されます。その理由は・・・

・人口の減少に伴う人材不足

慢性的な出生率の低下による日本の総人口の低下は(近年政府がそれを食い止めるため動いてはいますが)免れず、相対的に労働人口も減っていきます。女の人の社会進出も進み、そうなると育児・介護の時間も取らなくてはならないので、一般的な就業形態よりも、よりフレキシブルな勤務体系のフリーランスが好まれます。

・高齢化社会

上にも述べた通り人口低下に伴う少子高齢化は今後ますます進み、第二の人生を歩もうとする高齢の方は、フリーランスの道を選ぶ予想もできます。ましてや企業がフリーランスに求めるのは年齢というより実務経験なので、むしろプラスに働くと言えます。

・賃金の伸び悩み

2016年に入り世界経済は回復の兆しを見せてきたとはいえ、まだまだリーマンショック以前の水準には達していません。まだまだ不透明な経済の動向の中で、収入の増加を目指しフリーランスに転身する人や昨今充実しているクラウドソーシングのサービスを活用して、副業を始める人も多いでしょう。

まとめ

このようにフリーランスという就業形態は、社会全体の流れや価値観の多様化など今のこの時代に非常にマッチしていると思います。確かに未経験の人がいきなりフリーランスになるというのは難しいかもしれませんが副業やお小遣い稼ぎという班長であればクラウドソーシングを利用するなどの手があります。当然リスクもデメリットも存在しますがそれらを踏まえて挑戦する価値はあると思います。この記事を読んで、フリーランスというものがあなたの人生の選択肢の一部になってもらえれば幸いです。

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