フリーエンジニア業界、これからどうなる?

フリーエンジニア業界、これからどうなる?

これからフリーランスになろうという方は、これからフリーランス業界が衰退する心配はないか、ちゃんと仕事にありつけるか、といった将来性について不安をお持ちではないかと思います。しかし、現状フリーランス市場は良好です。また、今後も市場は拡大傾向であり、フリーランスはますます求められる存在となる可能性が高いです。

現状について

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日本のフリーランス市場の規模は2013年の段階約250億円あり、2018年には1,820億円にのぼるとされています。(矢野経済研究所調べ)また、世界的に見ると、2013年の段階で約2,000億円あり、2018年には1兆円に到達する予想となっています。世界的にも、国内も右肩上がりの状況ですね。

人口の面で言うと、日本では約127万人と推計されています(2015年リクルートワークス研究所調べ)。また、そのうち約83万人は副業でなく、独立して業務を請け負っています。127万人というと、日本の労働人口約6400万人からすると2パーセントほどですが、日本の社会的状況から、今後は増えていくことが予想されます。

今後のフリーランス市場について

今後フリーランスは必要とされ、増えると予想されますがその原因は以下の通りです。

  • 人口減少により共働きや女性、シニア層が働く機会が増加し、自由度の高い働き方が求められる。
  • IT技術の進歩により、在宅や場所に制約の少ない働き方が可能になってきた。
  • 正社員の長時間労働が問題視されるなど、必ずしも正社員が良い雇用形態とは言えなくなってきた。
  • 正社員エンジニアの賃金が低く、フリーランスに転身したほうが収入が高い
  • エンジニアから管理職というキャリアパスを望まない人が少なからずおり、フリーランスのほうが適している。
  • クラウドソーシングサービスやフリーエンジニアエージェントの充実により低リスクで案件とマッチングできる環境がある。

一方で、労働力の確保という意味で、外国人労働者の受け入れ増大の可能性もあり、そうなった場合には競争が激化し、労働力としてのコストパフォーマンスが問われることになります。その場合でも継続して仕事ができるように、日ごろからの自己研鑽が必要でしょう。

まとめ

フリーランス市場は増大傾向であり、今後もフリーランスに対する需要は高まっていくと予想されますが、実力がモノを言う世界なだけに、常に努力を続ける心掛けは必要でしょう。

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