フリーランスになってまず一番気になることといえば税金関係。主に個人事業主が支払うべき税金の種類は所得税・消費税・住民税・個人事業税の4種類なのですが、今回はそのうちの所得税の計算方法について解説します。
フリーランスの所得税の計算方法
個人事業主の所得税の計算方法は以下のようになります
■収入ー経費ー各種控除=課税所得金額
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■課税所得金額×税率ー課税控除額=所得税の金額
この中の「税率」と「課税控除額」は課税所得金額に応じて変化します。
以下、課税所得金額と税率・課税控除額の関係についての表になります。
課税所得金額 | 税率 | 課税控除金額 |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万年超過 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円超過 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円超過 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円超過 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円超過 4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超過 | 45% | 4,796,000円 |
例えば年収800万円で経費200万、基礎控除が38万、青色申告控除が65万円だったような場合、次のような計算が成り立ちます。
800万(年収)ー200万(経費)ー38万(基礎控除)ー65万(青色控除)=497万(課税所得金額)
497万×0.2(税率)ー427,500円(課税控除額)=566,500円(所得税額)
したがって、このような場合、566,500円を確定申告時に所得税として収めるわけです。
所得税の支払い期限日
所得税は確定申告期限日までに納めなければならないので、毎年3月15日までに納めなければなりません。
3月15日が土日だったような場合には、期限日は土日の後の月曜日にずれるようになっています。