巷ではプログラマーなどの技術者は学歴をあまり重視されないという話が聞かれますが本当でしょうか。また、そのようなイメージを持たれるのはなぜなのでしょうか?様々な角度から検証していきたいと思います。
今回の目次
プログラマーは本当に学歴は関係ないのか?
プログラマーに学歴が関係ないと言われる所以
これは、プログラマーなどのITエンジニア職においては、学歴よりも実績を何より評価されるからです。
世間一般でこの風潮は高まっていますが、IT業界においてはより顕著になっています。
なぜなら、普通科の学校など一般的な日本の学校教育において、プログラミングが学習カリキュラムに組み込まれていることは未だ少なく、ITの実務において役に立つようなことは全く教わらない、と言っても過言ではないからです。
実際に高林哲さんや平林幹雄さんなどの技術者は、偏差値的にはさほど高いとは言えない大学(それでも大学出てるんですけど…笑)から、Googleなどそうそうたる有名企業を渡り歩いています。
かと言って全く関係がないわけでもない
ただし、これは一部の天才(それこそ小学生くらいからプログラミングを始めていたくらいの)の逸話が話を大きくしているだけであって、新卒の面接などでは当然ながら学歴は気にされます。
直接関係ないとは言え、レベルの高い大学に受かったということは、遊びの時間を我慢して削って勉強に時間を費やすか、地頭が相当良いということです。
つまりは、努力の仕方がわかっていて、セルフコントロールができているということの証にもなり、当然評価の対象になります。
また、数学や物理などの論理的な思考は、プログラミングなどにおいては非常に大切であり、全く関係がない、ということにはなりえません。
特に、自分でプログラムしてできた成果物などがない専門学生などは、それまで全く勉強したことがなく、仕方なく専門に入ったとみなされる可能性もあるので注意しましょう。
では、どうするべきか??
◯現役学生の方
特にコンピューターやガジェットが好きで、プログラミングに対しても興味があり基礎的な知識を有しているような人を除き、学校の勉強をそのまま頑張ったほうが賢明です。
パソコンやスマホが身近な環境に長い間置かれているのに、動画サイトの閲覧やゲームにしか主に使っていない、という方は要注意です。プログラマーに向いている可能性は残念ながら低いです。
それでもゲームやスマホアプリが好きだからその道に進みたい、という人は、その分野が好きということと仕事にすることの違いを認識した上で、相当な苦労が待ち受けていることを覚悟の上で勉強を始めることをお勧めします。
◯他業種からプログラマーに転職したい方
このような場合、仕事における実績と呼べるものがない状態ですので、とにかく勉強を重ね、自作のアプリやWebサイトなどを作ってみるところから始めましょう。
各種IT系の資格を取得することも有効です。一定の知識を有していることや、努力の証明になります。
また、エンジニアの転職の面接の場で学歴について聞かれるようなことはごく稀です。たまに面接官の方から「話していて頭のいい方だと感じたのですが、この学歴には何か理由があったのでしょうか?あれば教えてください」などと聞かれるくらいです。
ほとんどが前職の仕事内容について細かく聞かれることが多いです。
◯現役プログラマーの方
何も言うことはありません。引き続き実務を通して成長し、新たなスキルの勉強を欠かさずに行っていきましょう。
まとめ
プログラマーなどの技術職において、学歴は全く関係しないわけでもないという結論に落ち着きました。実際、東大出身であればほぼ100%面接に受かってしまうという噂のあるIT系有名企業もあるくらいです。
しかし、基本的には関係ない、というのがIT業界に流れる基本概念であることは間違いありません。有能であることが認められれば、いくらでも大企業に転職することも可能です。
そういった風通しの良さが、プログラマーを始めとするIT技術職の最大の魅力とも言えるのかもしれません。