フリーエンジニアが案件を探す際の注意点①精算基準時間

フリーエンジニアの皆さんこんにちは!

皆さんは、案件情報を探している時、どのような点に注意して案件を選んでいるでしょうか?

詳細情報はもちろん、エージェントに聞いてみたり実際に商談の場面で聞くしかないとは思うのですが、何千、何万と存在する案件情報の中から、幾つかピックアップするだけでも至難の技。公開されている情報は最低限全て吟味して選びたいものです。

そこで今回は、案件情報の中の1項目である精算基準時間(または精算の時間幅)について解説していこうと思います。

案件情報の項目:精算基準時間

精算時間とは?

 

よくエージェントの案件情報を見ていると、精算基準時間とか、精算、とだけ書かれている項目を目にします。

これは、「フリーエンジニアに報償を支払うために最低限働いてもらいたい時間幅」といった意味です。

 

つまり、商談などで決定した単価をもらうためには、月の累計労働時間を、精算基準時間内に収める必要がある、ということです。

 

各案件を見ると、大体140〜200時間の間に収まった時間幅が設定されています。案件情報を見るときは、単価だけではなくこの精算基準時間も気にするようにしましょう。なるべく、時間が少なく、時間幅の範囲が狭いものが狭義的には良い案件と言えます。

 

◯時間幅を下回った、もしくは上回ってしまった場合は?

 

下回った場合は不足時間分規定の単価から差し引かれ、上回った場合は超過分規定の単価に上乗せされます。時給の計算の仕方はクライアントによってまちまちですので商談の際確認しておきましょう。

 

◯最低精算時間に達したらもう働かなくてもいいの?

 

状況にもよりますが答えはNOです。例えば、140〜180の精算基準時間だったとして、月の労働時間が140時間に達した時にお金の部分だけで考えると、残りの40時間分はタダ働きになるとも考えられます。

 

しかし、そこは社会人として常識的な行動をとるようにしましょう。例えば、プロジェクト全体の進捗が遅れているような場合は、他のセクションを手伝ってあげたり、時には残業して働く姿勢を見せるようにしましょう。

 

そうするとこで、仕事する上で重要な信頼関係も生まれ、契約延長にも繋がりやすくなります

 

◯年末年始やお盆、GWなどの大型連休がある月は?

 

一般的にIT系の会社は普通の会社と同じで、国民の休日はそのまま休みであることが多いです。

しかし、フリーエンジニアにとっては(残念ながら)有給という概念が存在しませんので、例えば、1日8時間労働では精算時間幅に収まらないような月も出てきてしまいます。

 

このような時は、不足している時間をあらかじめ計算して、1日1時間ずつで何日など自分で決めて、残業するようにしましょう。

 

まとめ

 

フリーエンジニアの皆さんが仕事を探す時は、単価だけでなく精算基準時間も気にして案件を選びようにしましょう。ただ時間が少なければ良いというわけではなく、単価を時間で割った時給で考えるのがコツです。

 

しかし、せっかくフリーランスになったのだから仕事以外の時間を増やして充実させたいと思っている方もいるはずです。

そんな方は、あらかじめエージェントに「精算時間はなるべく少なめでお願いします」などと伝えるのが良いでしょう。

 

また、報酬と時間だけではなく、仕事内容や会社の場所、業界など案件を決める要素には様々なものがありますから、それらを自分を価値観と合わせて選ぶことが良い案件に巡り合うコツだと言えます。

 

 

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