3つの労働形態 正社員、派遣、フリーランス

3つの労働形態 正社員、派遣、フリーランス

エンジニアとして働こうとした場合、労働形態は大きく分けて3つあります。

正社員、派遣社員、フリーランスの3つです。このうち正社員と派遣社員は雇用されるという意味では同じですが、
労働力の提供先が雇い主である正社員に対し、派遣社員の雇い主は派遣元事業主という点で異なります。
フリーランスはそもそも雇用という形ではなく、業務委託という形で企業と契約します。
それぞれの働き方にメリットデメリットがありますので、自分に合った働き方を探しましょう。

ではそれぞれのメリットデメリットを見ていきましょう。

■正社員

メリット:・雇用期間の明確な定めがない。つまり、基本的に解雇されづらく、長期間の安定性が期待できる。
・税金、保険、年金の手続きは会社が行うので手間がない。
・厚生年金に加入することになり、
・保険料の半分は会社が負担してくれる。
・社会的信用があり、ローンを組む、クレジットカードを作る、物件を借りるといったシーンで有利。
・有給休暇、退職金、長期休職も、基本給の7割が支給されるなど、”働かない時間”があっても安定性がある。
・会社の負担で教育を受けられる場合がある。

デメリット:・長期的な人間関係のわずらわしさがある。
・収入が会社全体の業績に左右される。
・責任の重大な仕事も任される。
・昇進するにつれ、総合的、管理職的な仕事が多くなり、専門のプレイヤーとしての仕事がやりづらくなる。

まとめ:長期安定的な生活が期待できる反面、会社にゆだねる面が大きく、自由がききづらい。
堅実な人生を望む方向け

■派遣社員

メリット:・時給制の場合が多く、働いた分だけ収入に反映される。
・派遣元の後ろ盾があるので、残業代など、労働者が不利になりがちな点で対等に主張できる。
・困ったとき、派遣元スタッフに相談できる。
・求人が多く、就業先を選びやすい。大企業でも比較的入りやすい。
・キャリア上のステップアップを望む場合、派遣先との契約を解除し、別の派遣先、仕事内容でステップアップが望める。
・残業が少なく、自由な時間を作りやすい。

デメリット:・人員整理の対象になりやすく、就業の不安定さが付きまとう。
・社会的信用は高くないので、ローンを組む、クレジットカードを作る、物件を借りるなどのシーンでやや不利。
・派遣法の定めで、同部署には3年までしか所属できない。
・責任の重大なポジションには就けない。
・収入は高くない。

まとめ:不安定さや収入の低さはあるが、ある程度守られた立場で自分の希望を叶えやすい。
趣味やプライベートを充実させたい方向け

■フリーランス

メリット:・実力次第で好条件、高収入を実現できる。
・自分が望む分野で専門職としてのスキルアップを継続できる。
・労働時間や場所を選べる場合がある。
・定年が無く、長く働くことが可能。
・組織の上下の人間関係に縛られずにすむ。

デメリット:・全てが自分の責任。守ってもらえない。(エージェントを活用することである程度解消可能)
・病気など、仕事ができない期間の収入が絶たれる。
・税金、保険、年金などの手続きを自分で行わなければならない。(エージェントを活用することで解消可能)
・社会的信用は低く、ローンを組む、クレジットカードを作る、物件を借りるなどのシーンで不利。

まとめ:不安定さがあるものの、自分の実力次第で好条件、高収入が実現できる。
バリバリのチャレンジャー向け

いかがだったでしょうか。
それぞれの特徴をご紹介いたしました。
人生一度きり、自分の望む生き方に合った労働形態選びの一助になれたなら幸いです。

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