帳簿付けのエビデンス(証憑)としてフリーランス(個人事業主)が原則として7年間は保管しておく必要のある領収書(レシート)。
しかし、フリーランスのエンジニアにとっては、レシートの仕分け・保管などの作業は苦痛でしかないはずです。
それもそのはず、エンジニアは基本的に納期に追われる忙しい職種ですし、空いた時間も日々最新の技術や言語について学ぶ必要も出てきます。
今回は、そんな忙しいフリーランスのエンジニアのために、レシートの賢い仕分け・保管方法をご紹介します。
今回の目次
領収書の貰い方
まずは、レシートを貰う瞬間の注意点から
宛名の書き方、印字の必要性
宛名に関しては基本的に無くても大丈夫です。「屋号(商号)」を取得しているフリーランスの人は宛名にその屋号を書いて貰うと良いでしょう。
基本的にはレシートは取引の目的(適用)と日時が分かれば証拠としての目的は果たされると考えられますので、日時と金額、何のために使ったか、といった情報が記載されていれば役割は果たされます。
品名の詳細が印字できる場合や、「〇〇代」と書いて貰える場合はお願いした方が親切と言えるでしょう。
レシートでも問題ない
コンビニなどでつい「領収書でお願いします」と言い忘れて、経費として扱って良いか分からず捨ててしまった経験などはないでしょうか?
基本的に領収書を保管する目的はあくまで取引の目的と金額を示すことにあるので、レシートでも問題ありません。むしろ、後々品名を思い出す必要もなくなるので便利とも言えます。
カバンの中に事業用とプライベート用のファイルを用意しておく
レシート(領収書)を貰ってすぐに財布に収納する方は多いと思いますが、手提げタイプのカバンに事業用とプライベート用のクリアファイルを(できれば色分けして)用意しておくと便利です。
レシートを貰ってすぐに簡単な仕分けを終えられます。
交通機関の領収書には行き先・経路・目的・金額を記入する
交通の手段として電車・バス・タクシーなどを利用する事は多いと思いますが、領収書を忘れずに貰い、忘れないうちに行き先・経路・目的・金額を記入することが大事です。
特に電車やバスの場合ICカードを利用している人が多いと思いますが、チャージするときに領収書を発行するだけでは不十分です。
ちゃんとこれらの情報を記載して、使った金額だけ経費帳に記入するようにしましょう。
レシートの保管の仕方
カバンの中に事業用とプライベート用のファイルを用意すると言いましたが、事業用のファイルを用意して仕分けしていきます。(プライベート用は自己判断でお願いします。個人的に家計簿をつけるなり整理して保管しておくなりしましょう。)
事業用のレシートを出したら、A4型のクリアケースを用意し、その中に未入力のレシートを入れるファイル、入力済みのレシートを入れるファイルを色分けで入れます。
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引用:Amazon.co.jp
このようなカラフルなクリアファイルをファイリングしていきます。
引用:Amazon.co.jp
さらに、入力済みのファイルの中に、会議費・備品消耗品費・旅費交通費などの勘定科目別に仕分けしてファイリングしていきます。
イメージを図で表現すると次のようになります。
ちなみに、クレジットカードの迷彩や確定申告関連の書類などもここに入れておくのも良いと思います。
まとめ
フリーランスの人は業務以外での手続き関係がどうしても多くなってきてしまうと思いますが、なるべくストレスにならない工夫を心掛けることが大切です。