派遣として客先に常駐しているエンジニアの方、フリーランスという働き方に興味を持っている人は多いのではないでしょうか?
「フリーランスなんて在宅やノマドなど気楽な環境で働くのがいいのでは?」と考えていらっしゃる人も少なくないかもしれません。
もちろん自宅やカフェなど自由な場所で作業を行うフリーランスの方はいますし今後ますます増えていくことでしょう。
しかし基本的には、フリーで働くエンジニアさんのほとんどは今なお常駐型で働いていて、正社員や派遣で働くよりも多くのメリットが存在するのも確かです。
フリーランスと会社員として派遣先に常駐するエンジニアの違いとは何なのでしょう。今回は常駐で働くエンジニアがフリーランスになる事で得られる5つのメリットをご紹介します。
今回の目次
常駐型フリーランスとは?
フリーランスエンジニアとは、契約(=取引)に基づいて業務を行う個人事業主のことを指します。
常駐型のフリーランスとは個人としてクライアントと直接契約を交わし派遣先に出勤し働くエンジニアのことを指します。
フリーランスの契約は準委任契約といって個人を一つの企業と同じに見立てているものです。
従って会社に属するエンジニアとは違い、指揮系統が所属する自社ではなく自分自身であり、報酬も働いた時間に応じた高いものとなっています。
フリーランスの3つの形態
フリーランスは働く場所や業務で次の3つの形態に分ける事ができます。
1、在宅型フリーランス
一般的にフリーランスと聞いてイメージすることが多いのではないでしょうか。
文字通り在宅(リモート)で作業を行う仕事の形態です。
仕事の見つけ方は知り合いのつて、自身で営業する、ランサーズやクラウドテックなど人材アウトソーシングサービスで案件をみつけるなど様々です。
最近ではライフスタイルに合わせて副業としてwebやitのスキルを活かせる仕事を行う人も増えてきています。
2、常駐型フリーランス
この話のメインである常駐型フリーランスとは、仕事をくれるクライアント企業から委託される様々な開発業務を客先であるクライアント企業に常駐して行う働き方です。
エンジニアはフリーランスではなくても社内SEと呼ばれる方を除いては主にこのような作業形態で働いていらっしゃるのではないでしょうか。
仕事(クライアント)の探し方ですが、在宅型と同じで自力で営業する、知り合いなどの人脈、エージェントと呼ばれる求人案件そのものを紹介してくれるサービスを利用するなどがあります。
特に今はIT専門のエージェントが豊富にあり、コーディネーターさんが親身になって相談してくれるのでおすすめです。
3、サービス開発型フリーランス
自分自身で考えたアプリやソフトウェア、ゲームやツールなどを開発する働き方。
3つの中で最も技術が必要となってきます。
収入の方法は開発したアプリなどに広告を貼ったりそれ自体に値段をつけて販売します。
常駐型エンジニアがフリーになるメリット5つ
エンジニアがフリーランスに転身するメリットは色々あります。
1、年収がアップする
クライアントとエンジニアとの間に余計なものを挟まなくなるため、収入が上がります。
高単価の案件に参画することができれば年収800万以上も可能です。
フリーランスの場合安定して仕事ができなくなるリスクがありますが、最近はエンジニア向けのエージェントが自分に変わって次の仕事を探してくれるので限りなくその問題はなくなってきています。
2、スキルアップが臨める
ずっと同じ会社のもとでエンジニアをしていると、どうしても同じ言語での開発が主だったり、プロジェクトマネージャーなどになるとコミュニケーション能力を必要とする仕事が発生してきてしまいます。
その点フリーランスでは自分の興味のある言語や業界での案件を探すことができますしそういったプロジェクトに関わることで知識や経験や増し、思い描いたスキルアップやキャリアを実現することができます。
また、案件を紹介してくれるエージェントの中には無料でスキルアップするためのセミナーや交流会を開催しているところもあります。
3、人間関係の余計なしがらみを避けられる
いくら給料が高い仕事でも、労働環境がその人に合っているものでないと実際のところ満足感を得られないのが人間というものです。
その点フリーランスであれば基本は案件の終了とともに契約も終わりですから、余計な人間関係に悩まされることは少なくなります。
もちろん現場に赴く必要のある常駐型は在宅に比べれば人間関係に置けるストレスを感じやすいのは確かです。ですがずっと同じ職場に居続ける必要はどこにもありませんのでその他のエンジニアと比べればそういった問題は格段に少なくなります。
4、人脈が広がる
常駐している会社の社員の人はもちろん現場には自分と同じくフリーランスのエンジニアさんがいたりします。中には経験が豊富だったり数々の異業種で活躍された方もいる事でしょう。
そういった人たちと積極的にコミュニケーションを取っていくことで人脈が広がり次の仕事に繋がることでしょう。
5、正社員より自由で融通が効く
フリーランスという立場は会社という後ろ盾がない以上プロジェクトに関して責任が少し重くなってくる面はあるのですが、逆に言えば邪魔な会社のルールに従う必要も無くなります。
勤務時間や服装や髪型などなど、派遣先にとやかく言われる筋合いは無くなりますので基本的には自分の裁量で全て決定して良いのです。
常駐型フリーランスのデメリット
こうしてメリットを並べると魅力が大きく感じると思いますが、フリーランスに転向することにはデメリットも当然のことですがあります。
1、税金関連を自分で管理しなくてはならない
個人事業主全般に言えることなのですが、確定申告など税金に関する手続きなどは全て自分で行う必要があります。
また、法人として起業を考えている場合や青色申告を目指している場合などはフリーランスとして活動する前に開業届けを提出する必要があります。
2、福利厚生、社会保障
フリーランスと会社員の大きな違いは一番はここにあると思われる方も多いのではないでしょうか。
会社に属していない以上当然といえば当然なのですが、会社員が受けられる福利厚生や厚生年金や保険などの社会保障はなくなってしまい、自分で手続きや支払いをする必要があります。
フリーランス向けエージェントの存在
このようなデメリットの存在しフリーランスになることを不安に思う方もいらっしゃる事と思います。ですが、近年のIT系案件情報紹介エージェントの充実によりそういったデメリットは限りなく少なくなってきています。
例えば、税金関係にしても手続きをサポートしてくれるエージェントもありますし、freeeなどの会計ソフトを無料で使えるところもあります。
社会保障が無くなると聞いたら相当印象が悪くなるように感じますが、年金にしても健康保険にしても会社印が実際に支払っているのはほぼ自分の給料からだったりします。要は手続きを面倒臭く感じているだけだったりするものです。
福利厚生に関してもエージェントに登録していれば普通の会社と変わらないサービスを提供してくれるのが最近の流れです。未経験で不安に駆られているフリーランスのエンジニアの生活に力を与えてくれます。
また、今回の記事は常駐型のフリーランスについて書いたのですが、エンジニア向けのエージェントは種類が沢山あり、週2〜3日の案件を豊富に取り扱っているところや、在宅リモートワークをメインの案件にしているエージェントも存在します。
詳しくはエージェント一覧ページをご覧になって下さい。
フリーランスになるメリットのまとめ
普通の会社員よりも実力や経験が求められるフリーランスではありますが、様々なデメリットを補ってあまりあるメリットが意外と多いことがお分かり頂けたかと思います。
おさらい
- 年収がアップする
- スキルアップする
- 人間関係のしがらみが少なくなる
- 人脈が広がる
- 会社員よりも自由で融通が効く
常駐型のフリーランスに興味が湧いてきた方は是非当サイトのエージェント一覧ページから複数登録してみることをオススメします。
一度エージェントに足を運んで軽く相談するだけでも意味があるかと思います。