プログラマー向け作業用音楽家、5選

プログラム作業時、進行が捗るに違いない曲を多く書いているミュージションを厳選して5つ選びました。淡々としていながらも、だんだんとテンションが上がっていくようなクラブミュージック中心となっております。個人的に、パソコンを用いた作業のような、徐々に神経をすり減らしていくような作業は、こう言った楽曲がよく合うと思ったからです。それではどうぞ。

1 レイハラカミ

2011年、当時40歳という若さで脳出血のため急逝してしまったレイハラカミさん。当時、自分の中では(多分、ほとんどの音楽好きの方々にとっても)、ハラカミさんの存在はとても大きな存在だったので、その悲報はとてもショッキングなものでした。

音源制作にはほとんどローランドのSC-88Proしか用いなかったことで有名なハラカミさん。そのSC-88Proとおそらく無料のシーケンサーソフトという限られたツールによって奏でられる楽曲は、独特の浮遊感を持ち、どこか懐かしい感覚を呼び起こします。

2、Hiroshi Watanabe

アニメ「エウレカセブン」において、登場人物であるホランドのお気に入りの曲だというこの曲(かなりメタ的な設定ですね)。エウレカはパチスロにもなっていて、これもまた良いデキだったので、その流れでこの曲までたどり着いたという人もいらっしゃるのではないでしょうか(自分もそのクチです笑)。

3  Battles

ニューヨーク出身の超絶テクニカル人力エレクトロ集団とでも呼ぶべきバンドです。ファーストアルバムの後、主要人物であるタイヨンダルがいなくなって少し評価が下がったようですが、個人的には全然大丈夫、というか、むしろいなくなってからの方が好みだったりします。

4  Aphex Twin

ご存知、テクノモーツァルトことエイフェックス・ツインです。彼のイメージは、90年代後半の「カムトゥダディ」や「Window Licker」といった曲やそのPVに代表される、少し変態的で奇をてらったもの、という人も多いかもしれません。しかし、そういった奇抜で不協和音に満ちた曲は彼の一つの側面にすぎず、むしろ大半は、メロディアスで美しい曲ばかりだったりします。彼の性格上、あの時期はお金のためにあえてそういったことをしていたのでしょう。

今思うと、彼のアートワークにしろ、曲のタイトルにしろ、極めて記号的でプログラマー的と言えるかもしれませんね。

5 Underground Resistance

マッド・マイクとジェフ・ミルズといったデトロイト・テクノを代表する2人にとって1989年に結成されたグループ、およびレコードレーベル。「hi-tech jazz」を収録した「galaxy 2galaxy」は、当時、あまり受け入れられなかったというのがにわかには信じられないほどの名盤。デトロイト・テクノという説明はもはや邪魔でしかない、セクシーで鮮やかなハウス・ミュージックが詰まっています。

まとめ

いかがだったでしょうか。みなさん作業時には何らかの音楽を聴きながらの方も多いと思いますが、紹介したものが、普段聴く音楽とは違った趣向のもので、なおかつ、気に入ってもらえたら嬉しいです。

現在では、音楽の聴き方も多様化していて、作業に適した音楽を提供してくれるWebサービスも多数存在します。聴いている音源もマンネリ化してきたな・・、と感じたら、こういったサービスを利用するのもオススメです(Webサービスについては、後日また紹介したいと思っています)。

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