今回は、ITの現場においても広く使用され、尚且つプログラミング初心者の人にも学びやすい言語として有名な、Rubyに関するオススメの参考書をまとめていこうと思います。
Rubyに関する案件の多くは、Ruby on Railsというフレームワークを用いたアプリケーション開発が多いので、以下に紹介する本でRubyの基礎を身につけたら、Railsに関する本を読んでみると良いでしょう。
今回の目次
Rubyのおすすめ参考書、5選
1、「たのしいRuby 第5版」
・著者:高橋 征義、後藤 裕蔵
・価格:2808円(2017年1月5日現在)
・出版社:SBクリエイティブ
・ページ数:520
・発売日:2016/2/26
Rubyの入門書として14年の歴史を持ち、今なお親しまれている定番書。第5版はまだ出版されて間もなく、最新のバージョンに対応しているのも嬉しいところ。
説明をただ読むだけではなく、この本と合わせて、実際にPCで手を動かしながら演習問題など解いていけば、Rubyに関する理解がより深いものとなるでしょう。
2、「作りながら学ぶRuby入門 第2版」
・著者:久保秋 真
・価格:Kingle版2160円 単行本4043円(2017年1月5日現在)
・出版社:SBクリエイティブ
・496ページ
・発売日:2012/11/22
文字どおり演習形式でアプリケーションを実際に作っていきながら、終わった頃にはRubyについて基礎的なことが身についているという本。「たのしいRuby」など他の入門書を参照しながら、この本を進めていくと、Rubyに関するより深い基礎が身につけることができるでしょう。
注意して欲しいのは、kindle版は単行本に比べて、2160円と安価なのですが、本をそのままスキャンしたような画像形態のようで、文字を検索したり、マークしたりといったことができないようです。これらができないと嫌だという方は、少々高価でも、単行本の方を検討すべきでしょう。
3、「Ruby逆引きハンドブック」
・著者:るびきち
・価格:4104円(2017年1月5日現在)
・出版社:シーアンドアール研究所
・ページ数:768
・発売日:2009/5/25
ページ数が768ページもあり、価格も4104円と決して安くはないですが、内容もそれに比例して濃くなっていると言える逆引きハンドブックです。
全編を通して、Rubyの全てを網羅していると言える内容でありながら、前半部分は、基礎知識、実行環境、文法について書かれており、初心者の方でも手が届くようになっています。
そのボリュームから気軽に持ち歩ける、というわけではありませんが、初心者は参考書として、それ以外の方は目次からわからないところを検索できる、万能の書と言えそうです。
4、「初めてのRuby」
・著者:Yugui
・価格:2376円(2017年1月5日現在)
・出版社:オライリージャパン
・ページ数:224
・発売日:2008/6/26
「初めての〜」とありますが、全くのプログラミング初心者がこの本に手を出すと少し痛い目にあうかもしれません。なぜならプログラムしたことのない人は聞いたこともないような専門用語が何の説明もなしに出てきたりします。
C言語やJAVAなど、何らかの言語を習得済みの方で、Rubyにも手を出そうと考えている方向けにこの本は書かれているようです。
他の言語で、アルゴリズムなどを十分に理解している人にとっては、Rubyがどれだけ直感的に書ける魅力的な言語かが分かる良書です。
5、「メタプログラミングRuby」
・著者:Paolo Perrotta
・価格:3024円(2017年1月5日現在)
・出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
・ページ数:312
・発売日:2010/8/28
Rubyの持つメタプログラミングという技法について書かれた本です。
Rubyが大好きというビルと初心者との会話形式で文章が進んでいくため、扱っている内容は高度ですが、非常に読みやすく理解が進むように作られています。
この本は翻訳も優れていて、翻訳者の秀逸な訳によって、難しい内容も楽しく読み進めることができます。
2015/10/10に第二版が発売されているので、新しいバージョンに対応した方がいい方はこちらもオススメです。