フリーランスは住宅ローンが組めないって本当??

フリーランスで活動する皆さんは、「マイホームが欲しいけどローンが組めないのではないか?」とお思いになったことはありませんか?

 

実際、IT業界でフリーランサーとして働いているような方は、会社員として実績を積んでからフリーに転校された30、40代の方が殆どだと思われます。

老後を見据えて賃貸ではない一軒家やマンションの購入を考えている人も多いのではないでしょうか。

 

でも、銀行ってなんとなく硬いイメージがあるし、普通の会社員と同等かそれ以上稼いでいるのに、社会的信用がないからという理由でローンを組んでくれないんじゃないか、という考えをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで、今回は実際にローンを組みたいというふりをして、とある銀行の担当者にその辺のことを電話で聞いてみることにしました。

 

フリーランスがローンを組むのに不利ということはない

 

銀行の疑問に対する答えをまとめると次のようになりました。

 

・大企業の正社員であっても、自営業(フリーランス)であろうと、ローン審査を行うにあたって、どちらが有利不利になるということはありません。

 

・ローン審査で重要なことは、対象者の過去3年分の実績になります。つまり、自営業者の方にとっては、過去3年分の確定申告書の提示が求められます。

 

・サラリーマンの方が給与振込を行っている口座の銀行でローンが組みやすいというようなことはございません。

 

・銀行が重要視する社会的信用というのは、返済能力があるがどうかです。その人の所得はもちろんですが、ローン申請時はもとより、過去においてもクレジットカードの借り入れ等で、延滞などが発生していないかが重要なポイントになります。

 

とのことでした。2番目の、実績というのをわかりやすく書くと、自営業者に関して重要視されるのは、収入に対する粗利益だそうです。つまり、年収に経費を引いた額が重視されるのです。いくら税金が安くなるからといって、経費の使い込みには注意が必要ということですね。

 

さてさて、フリーランスでも問題なく住宅ローンが組めるということがわかりましたね。

 

では、フリーランスの方がローンを組みやすくするためには、普段からどのようなことを心がけていくべきなのでしょう。

 

銀行の返事も踏まえて、フリーランスがローンを組むために重要なことを次の3つにまとめていきたいと思います。

 フリーランスがローンを組むために重要な3つのポイント

  • 主に取引する銀行口座を決める

 

サラリーマンの給与に関する銀行が有利ではないことはわかりましたが、フリーランスの方は、お金の流れが見えにくいのも事実です。このことは銀行側から見て、マイナスと受け取られる恐れがあります。報酬受け取りや経費の支払いなど、なるべく一つの銀行口座で行うようにしましょう。

 

  • 普段からきちんとした支払い、返済を心がける

 

クレジットカードでの過度な借り入れや延滞が大きなマイナスとなることは、既に触れました。これに加えて、銀行はその人の税金や年金の支払いにもチェックを入れているようです。これらの支払いは滞りなく行うようにしましょう。

 

  • 経費の使い込みに注意

 

フリーランスの方はついつい税金がやすくなるからといって、高い交通手段を使ってしまったりして、経費を多く使ってしまう傾向があります。しかし銀行は課税所得をローンの審査において重要視しているので、無駄な経費の使用を減らしましょう

 

まとめ

 

これらの行動を心がけていれば、銀行のみならず、一般社会的な信用も得られていくことになります。会社に属していないからといって、反社会的な行動を取っても良いということにはなりえませんので、日々、社会人として恥ずかしくない行動やふるまいをしていくことが、会社員、フリーランスに関係なく重要ということが言えると思います。

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