フリーランスに必要な能力その2 コミュニケーション能力

フリーランスに必要な能力その2 コミュニケーション能力

以前ご紹介したこちらの記事で、フリーランスに必要な3つの能力について書きましたが、今回はそのうちの一つ、コミュニケーションの能力について詳しく説明させて頂きます。

コミュニケーション能力と言っても、今回の場合、ビジネスシーンでのコミュニケーションという事になりますので、いかに相手を楽しませるかであるとか、相手に好かれるコミュニケーションの方法などは割愛させて頂きます。

ではビジネスシーンでの円滑なコミュニケーションに必要な能力とはどのようなことか。
一つは伝える能力。
もう一つは聞く能力(理解する能力)です。

1,伝える能力

自分の伝えたい内容をスムーズに相手に伝えるためにはどうしたらよいでしょうか。相手の目を見て話す、効果的なジェスチャーを使う、難解な単語を使わない、などのポイントがありますが、最も重要なのは、「結論から話す」です。プレゼンなどで最適な話し方としてSDS法やPREP法といったものがありますが、どちらも結論から話すという点で一致しています。

ビジネスシーンでは短い時間で正確に意図を伝える必要があります。結論から話すことでそれが可能になります。話し手としては思考の順番や、より詳細に理解してほしいと思うあまりついつい理由から先に話したり、時系列に沿った話し方になってしまいがちです。しかし、相手に伝えるべきことは結論であり、理由やいきさつは結論の補助にすぎません。ですから、まず結論を話す。それで最短で必要な情報伝達ができます。理由やいきさつは聞かれたら話せば良いのです。
では伝える能力を養うにはどうすればよいか。それは、日ごろから結論から話すことを心掛け、実践するしかありません。私の友人で優秀なビジネスマンがいるのですが、彼は日ごろから結論から話します。ユーモアたっぷりなので、ドライになってしまうという事もありません。彼のように日ごろから結論から話す習慣を持っていればいざという時にも端的に正確に意図を伝えることができると思います。

2,聞く能力

聞く能力とはつまり、相手の真意を早く正確に理解する力という事です。もう少し分解してみましょう。聞くという事はまずは相手の話に耳を傾けることから始まります。相手の話に割って入ったり、集中して聞かず、内容を理解しなかったりでは相手の真意を理解することはできませんね。ですからまずはよく聞くことです。次に、早く正確に理解する工夫として、的確な質問をするというポイントがあります。相手のペースで話させるだけでなく、真意を理解するのに最適な質問を投げかけることで、無駄を省き、早く正確に相手の真意を理解することができます。この、最適な質問をするのには、相手の意図を要約する力が必要になります。よく聞き、相手の意図を汲み取り、的確な質問をして、より早く正確に相手の結論を引き出す。これらの総合的な力が聞く能力という事になるでしょう。
聞く能力を養うためには、相手の話をよく聞く姿勢が大事です。途中で口をはさみたくなっても、こちらの主張はぐっと我慢し、あいづちや、相手がもっと話したくなるような返し、要点を確認するような質問などをするようにしましょう。この時、的外れな質問や返しにならないよう、相手の意図を考えながら聞くようにしましょう。また、相手と自分の話すバランスは7:3になるようなイメージが良いでしょう。
このような、基本的に相手が話す会話の機会を増やすことで聞く能力を付けていくことができます。

いかがだったでしょうか。フリーランスに必要な、ビジネスシーンでのコミュニケーション能力について解説させて頂きました。コミュニケーション能力は面接や交渉の場でもはっきり現れるものなので、やはりフリーランスとしては欠かせない能力です。日ごろから心掛けていくことで向上させていきましょう。

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