【項目別】ITエンジニアがスキルシートを書くとき気をつけること

クライアントとの商談の際、必ずと言っていいほど必要になるのがスキルシートです。面接における履歴書や職務経歴書の代わりに提出するものですから、時間をかけて細かいところまで注意して書くようにしましょう。

 

スキルシートとは、エンジニアが自分という商品を紹介するための商品案内書のようなものです。家電などのカタログと同じように、自身のスペックを詳細に書き込む必要があります。相手方に、このエンジニアは具体的にどんなスキルを持ち、何ができて何ができないのか、を明確にするのです。

 

スキルシートは、一から自分で作り上げても構わないのですが、各エージェントにモデルとなるフォーマットが用意されていますので、そちらをダウンロードすると良いでしょう。

 

注意して欲しいのは、スキルシートのフォーマットは、エージェントごとに異なっているということです。いくつかダウンロードしてみて、自分が書きやすいと思えるフォーマットを選びましょう。

 

今回は、スキルシートには主にどんな項目があり、それぞれどこに注意して記入すればいいのかレクチャーしていこうと思います。

 

 

項目ごとのスキルシート記入注意点

 

期間

 

自分がこれまで参加した案件の、開始から終了までの期日を記入します。

 

会社員として勤務していた場合は、社内で携わったプロジェクトごとに期間を区切ると良いでしょう。

 

業務内容

 

案件の詳細な業務内容を記入します。

 

タイトルには「〇〇向け(にて)△△システムの開発」などと書くのが一般的なようです。〇〇にはクライアントの業種を書きましょう。「某金融機関」とか、「大手ゲーム開発会社」とか、「有名通信キャリア」など実名を伏せて記載しましょう。実際の商談の際には実名を出しても問題ありません。

 

会社員で自社内のシステムを開発した場合には「社内向け」と記しましょう。

 

具体的に自身が担当した業務内容、そこで得たスキル、備考などを書くのが一般的です。

 

役割

 

案件における自分のポジション(立場)を記入します。

 

・プログラマーとしてコーディングなどの下流工程を行ったのか?PMとして全体のマネジメントをしたのか?またはその両方をしたのか?

 

・プロジェクトと所属チームの人数と、部下がいた場合はその人数も記載する。

 

・コーディングや運用テストだけやったのか?設計や顧客とのやりとりは行ったのか?

 

わかりやすく役職と作業内容を書くのがコツです。

 

使用言語

 

役職上、プログラミングをしなかったとしても、使用した言語は正確に記載しましょう。この時、種類だけではなく、バージョンの詳細まで書くとより良いアピールになります。

 

職種によっては、書けて当たり前と思われているような言語でも、もらさずきちんと書きましょう。

 

データベース

 

データベースの使用は今やどんなシステムの開発にも欠かせないものとなっています。具体的にどのデータベースを使ったのか正確に書いていきましょう。

 

言語と同じように、バージョンの詳細まで書くのが理想的です。

 

サーバOS

 

開発等にはLinuxを用いるのが一般的かと思いますが、やはり今までと同様、バージョンや系統含め、正確に書いていきましょう。

 

そして、Linux系OSには、操作に関するいくつかのレベルがあるかと思いますが、自分がLinuxでどこまでできるのか合わせて書くと良いアピールになるでしょう。

 

ツール

 

Git、Redmine、Eclipseなど、開発で用いたツールは、もれなく記載するようにしましょう。効率的に作業できるアピールにもなります。

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