先日、某新聞においてデータサイエンティストと呼ばれる人材が引っ張りだこと云う記事を見かけました。データサイエンティストとは、企業などのビッグデータを解析し、商品やサービスの向上に役立てる職業のことです。
データサイエンティストなる人材が、「IoT」(Internet of Things:スマホやPC以外にもありとあらゆるものがインターネットにつながっている状態)や「AI」(ご存知人工知能)の発展に欠かせない職業だとして、今や各企業やメーカーで争奪戦が繰り広げられている状態なのだそうです。
実際にデータサイエンティストという職業になるには、どのような知識が必要なのでしょう。
今回の目次
あの超有名フリマアプリにもデータサイエンティスト!
ヤフオクなどよりも敷居が低く簡単に物品が取引できるいわゆるフリマアプリ最大手である「メルカリ」。今や知らない人の方が珍しいくらいですよね。
このメルカリさんにも勿論データサイエンティストと呼ばれる人たちがいます。
ユーザーがサイト内でどんな行動をしているのかは履歴として残っているので、それらの積み重なったデータを解析することで、アプリのUIデザインなどを改善していくわけです。
メルカリみたいな新進気鋭の企業だけでなく、ヤフーなどの大手IT企業も、豊富なデータを扱える利点から数百人規模のデータサイエンティストを抱えているそうです。今後も需要は増えていく見込みです。
AIの活躍の影にもデータサイエンティストが!
今や日本でも半分以上の企業がAIを利用していると言われています。驚きですね。その発展の速度には畏怖の気持ちを覚えるほどです。
そんなAIの活躍の裏にもデータサイエンティストがいるというのです。
例えば、2ちゃんねるみたいな人々の欲望が丸出しの情報に溢れたアプリがあるとします。そのアプリを運営する会社は、それらの情報の中から人々の潜在的なニーズを読み取って活用したいとします。
そんな時にデータサイエンティストが大量のデータを分析することで、AIに学ばせる内容を決定するというのです。
詳しくは自分も分かりませんが、万能に思えるAIも、まだ限られた情報の中でしか学習する能力がないということでしょうか。
データサイエンティストになるには・・・?
データサイエンティストに特別な資格などは現時点では存在しません。統計学や数学の知識に長けていて、高レベルのデータ処理能力を備えていることが今のところのデータサイエンティストという職業の定義だそうです。
その高いデータ処理能力を持ってユーザーのニーズや製品の課題を読み取り、あらゆる商品の問題解決策を見つけ出したり、サービスのグロースハックに役立てたりするのです。
私たちが紹介しているフリーエンジニアのエージェントの中にも、ビッグデータやAI、IoTに関連した案件情報を中心に紹介するビッグデータナビというエージェントも存在するくらいです。
今後もデータサイエンティストの需要は伸びていく模様
今まさに旬の産業とも言えるAI分野を筆頭に、ビッグデータ・IoTなど最先端の現場で活躍できるデータサイエンティスト・・。
もしなれたとしたら、一生安泰というか、膨大な年収を得るのも夢ではないかもしれません。